運転免許をめぐる断章

なんか、10年後とかに読み返したら、あーそういう時代だったなと感じそうなのでメモしておく。

自動車免許証を返納しようと考えている。と言っても、今回は更新する。次考えるのは5年後になる。けれども5年後には更新せずに免許を失効させると思う。 最近の若い人、特に都市圏に住んでいる人は自動車免許を所持していない人も増えているのであまり違和感ないかもしれない。ただ、広島都市圏だといまだに自動車免許は特別な事情がない限り持っておくべきものと認識されている。 ちなみに挙げられる理由としては、以下の二点となる。

  • 職を得るのに前提とされる。

  • 生活空間が自動車での移動を前提とされている。

広島都市圏(広島市とその周辺)は中途半端で、生活空間として都市交通インフラと徒歩で生活できる空間がある。ただ、広島の特徴として平野部が少ないため郊外の山肌を崩した宅地(当然、自動車前提)よりも不動産の取得コストが高くなる。 職についてはそもそも地場の最強の企業が自動車会社なことと、車の運転が業務で当たり前のように前提とされる。前提とされないのは完全に内勤の事務職ぐらい。システムエンジニアでも客先常駐する人なんかは移動手段として持っていないとおそらく不利になる。 以上のような理由から、職探しで不利になりかつ不動産取得でもコスト増となるので自動車の所持とそのライセンスが必要となる。なんですが、職の問題が解決され、かつその所得が十分で都市交通インフラの充実した地域に不動産を取得できるのであれば、自動車もライセンスも必要なくなる。

それでも免許を持っておくべき理由として挙げられたの下記の通り。

  • 運転が楽しい。

  • 移動手段を私有するライフスタイルが望ましい。

  • 緊急時において自営の移動手段を有することはリスク回避に望ましい。

ちなみに一つ目は、私は楽しいと思わない。友人に車も運転も好きな人はいるので否定はしない。二番目は配偶者と意見がわれて合意に到っていないところになる。私は車を所持して、運転するようなライフスタイルを望ましいともしたいとも思わない。最後は実両親にも義両親にも言われることだけど、都市交通が動ない状況は自家用車の運転も厳しいことが容易に想定されるし、病気・ケガで緊急なら車内での処置含めて救急車一択だし、そもそも論のもしもの時ってどういうときなのかの具体的想定が一切ないぼんやりとした不安でしかないので、いまいち刺さらない。

個人的には、自動運転、スマートシティー化は確実だし、この人口減で都市インフラとしての道路を維持するのは難しくなるし、必然維持費を徴収するための自動車関連の税は上がるの目に見えてるし、長期的に考えて意味のない資格。2種免許とか、大型、特殊等々の免許は技能として意味があると思うけど、単なる移動手段のための普通自動車免許を持って、維持する意味は薄いと思う。