育児休暇その後に…

男性の育児休業取得については厚労省が丁寧な広報サイトを作ってるのでそちらを参照のこと

ikumen-project.mhlw.go.jp

転職してから3か月間で家事育児のコミットを増やしてみてのわたし自身の振り返りはこの辺の記事にまとめている。

kengo-yamashita.hatenablog.com

この記事で書くこと

上記の振り返りで挙げた理由の一つについて

時代の流れからして男女関係なく家事育児はやる方向なので今後のキャリアを考えた際も経験はしておくべきだろうとの考えから

まず、大前提として、どうこう他人の人生に口を出せるものでもないので、一つの考え方としてとって欲しいというのがある。あとは、家事とか育児とか家庭内の事柄は配偶者の評価が全てだし、唯一のステークホルダーなのでよく話し合おう(日頃の反省を含め、自戒)。

育休は終わるけど、その後のご予定は?

第一子を授かったのがわかったのがもうかれこれ7年ぐらい前になる。そのころちょうど、「イクメン」なるワードが世間で話題になっていた時期でもあった。

パパ1年生

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  • 発売日: 2014/05/30
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新しいパパの教科書

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この辺、当時買って熱心に読んで、助産師指導とかも休みとってついて行ったりしてた。2歳差(ぎり、ほぼ年子)で第二子も授かり、第1子が3歳、第2子も1歳になるころに保育園も決まったし、それまで仕事を目一杯抑えてきたのもやめにして、転職してキャリアに目一杯アクセルを踏む形にした。仕事をしながらも配偶者は変則勤務なので土曜日は一人で家事と育児をして、日曜も基本的には夕飯は作るし、他の家事もしてと地方の一般的な父親よりは家庭に参加しているつもりではあったし、実際し続けてきた。その仕事を3年続けて、今の職場に転職した(転職してからの振り返りが上記のリンク記事)。

そもそも論として育児休暇の取得率が低すぎるのでその取得を促し増やすこと自体には同意するのだけど、男女に限らず育児休暇明けの働き方の問題についての周知が特に男性側に足りてないのでは的な話はある。特に、夕方以降の夕食、入浴、入眠までのバタバタを一人でやるのはしんどいので、必然的に子どもが生まれて育児休暇が明けて、保育園が決まろうと長時間労働は難しくなる。で、ご承知の通りこの育休明けのしんどいタスクを主に女性が負っているという事実があることは想像に難くない、というか説明するまでもない。

第一子の時は、出世とか知らねーで定時で帰っていたのと、昼夜の交代勤務だったので比較的家事と育児に時間を割きやすかった。逆に第二子は保育園の送りから、保育園の迎え、迎え後から寝かしつけまで平日は全部配偶者の担当だった。これを書くのは私は聖人君主じゃないし色々と失敗してるのを書いておかないのはウソになるから。第二子の子育て第一子の時より削ってキャリアに振り切ったの配偶者にはいまだに事あるごとには言われる。それぐらい、ワンオペはしんどいので、言いたくなる気持ちもわかるのでなんも言えん。育休明けにお互いの家事育児の分担やキャリアについては、育児休暇の間にコミュニケーションとっておくことを強く、強くお勧めします。

とは言え、主たる家計の支弁者は子どもが生まれて以来、私がメインなので父親としての謎の家族を養うのはお前だよ的な暗に陽にのプレッシャーを受けていたのはしんどかったとは書いておきたい。

パピートラックは存在するのか?

マミートラックは世間で問題にされて久しい(けれど前進しない)課題だけど、パピートラックというのは存在するのだろうか?検索したらあるっぽい。残業と言った長時間仕事にコミットできるかどうかが、評価に関わるという文脈で述べられている。twitterで育児休暇を取得すると、月の残業代分と賞与分が目減りしてしまうのが男性が育児休暇を取得することの妨げでは的な意見があって疑問に感じたこととも関係するのだけど、仮に育児休暇による減額分が公的に補填されたとしても人事評価が依然として、定期的な(月毎の、日毎の)長時間労働を前提としており、それによって事業へのコミットを評価され賞与が査定され、昇進による給与上昇幅が大きな職場(端的に言ってそこそこの収益基盤があり賞与が払える日本の優良企業は全部これでは?)では、いつまでたっても男女にかかわらず家庭にコミットすることが経済的にはマイナスになるのはかわらない。なんかtwitterでは雑な@をしてしまったのだけど、ちょっとイラっとしたのが恐らく、育児休暇とかの問題じゃねーだろ的な思いと、最初の確かに大事な3年ではあるけど、たったの3年じゃん。なんも解決にならんし、期間はもっと長いだろ的な思いがでてしまったのだなと今振り返ると思う。今日の記事書こうと思ったのはtwitterの流れで雑なこと書いてしまったのでなんか反省した。140字とタイムラインのフローで意見を書くのは難しい。

共有できるものの少なさ

自分も人生N週目なわけではないので試行錯誤しながらなんだけど、この辺難しかったとか、自分の場合はこうしてみたみたいなのもう少し共有できたら違うのかなと思う。女性は比較的共有する機会や蓄積された知見的なものがあるように感じるけど、男性陣はほんとないよね。自分もワーママ向けの本とか読んで参考にする機会がとても多い。あとは、働く側としてはどう時間内で事業に対してコミットして前進させるのか、インパクトを出すのかみたいなのは共有できる知見がるならしたいよね。

終わりに

まだ私も読んでる途中だけど、この本を一緒に読みながらぐずぐず雑談するみたいな会ができたらよいなーとか思ったりする。