フルリモートで家事育児の分担を増やしてみて
この記事について
子育てエンジニア Advent Calendar 2020 の19日目の記事です。
どんな人が書いてるの?
地方在住、フルリモートで東京の企業で働いています。子どもは6歳と4歳の娘が二人です。配偶者はパートタイムで働いています。私が、フルリモートで東京の会社で働いていること以外はありきたりな地方の子育て家族といった感じです。
この記事の概要
タイトルの通りでフルリモートで通勤時間が丸っと浮いたのを生かして、家事育児の分担を増やしてみてどうだったのかを書いてみました。ちなみに、9月から月毎にその月の振り返りをしている。
kengo-yamashita.hatenablog.com
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そもそもなんで始めようと思ったの?
初心については9月の振り返りでも書いている通りだけど、整理すると以下の3点になる。
コロナで保育園が休園となる事態に対しての対応演習(基本、私が在宅勤務なので)
時代の流れからして男女関係なく家事育児はやる方向なので今後のキャリアを考えた際も経験はしておくべきだろうとの考えから
休日の際に夕飯を作るなどしていたが、料理が得意な方に負荷をかけたほうが全体最適では?的な考えから
で、実際のところやってみて大変じゃなかった?
正直、しんどい。10月の振り返りにその辺りがにじみ出てる。しんどかった点は以下の通り。
仕事をしてから家事育児のタイムスケジュールを引くと、時間が無くなる(睡眠時間は断固確保しないと、そもそも活動が回らなくなる)
1カ月やると、やることが当たり前的な位置づけになる(この辺りはインフラエンジニア、運用周りのツラミに近いものがある感じ)
あとは、家事のオペレーション自動化に対しての投資ができない(家庭内の決裁権の委譲をしないまま、タスクだけ増やしたので地獄度が増した感がある)
この辺のツラミを感じてる人は多いんではなかろうかと思う。そしてこれは性別には関係なく、多大なタスクを負担すると誰にでも起こるというのが、この期間中の学び。ちなみ、どのぐらいの負荷かと言うと、保育園の送り迎え、洗濯以外はほぼ全部。フルタイムで朝から働いて、夕方から家事育児的なルーチン。とは言え、育児は分担してもらえてるのでワンオペと言われるような状況にはなってないのが救いではある。
ここは困ったな的な気づき
これはやってみて感じましたが、家事の主軸を移し替えると属人化が進んで情報が共有されず二人でそれを担おうとするとすごいロスが発生する。この辺は、人月の神話を出すまでもない的な話ですね。食材のストック状況が特に可視化できてないなーというのが気づき。個人的には買い物の手間含めて全部ネットスーパーにして買い物履歴を共有しやすくするのが解決策かなと思ってます。ちょうど地元のスーパーと10xが提携してアプリがリリースされたし、使ってみたい。 あとは、職場と家庭がドア一つでしか隔たっていないので、気持ちを切り替えるのがすごく大変なのが気づき。気分転換に散歩がてら近所のコンビニ行ってコーヒーと…みたいな感じで過ごしてたのですが、コンビニでお金使いすぎ!的な詰められ方をして、それがまたストレスになりてきな…もう愚痴だね、これは。なんにしろ、気分転換の方法とか、場所みたいなのはあったほうがよいなーと思う。
良かった点
9月の振り返りで軽く書いていますが、下の子が若干気難しいのですが、私が家事を巻き取ることで、結果として親が子供に向き合う時間を増やすことができたのは一番よかったことだと思います。
まずかった点
やはり仕事周り、技術研磨に時間がとれてない。アウトプットが思うようにいかない。歯がゆい思いをすることが多かった。
これからどうしていく?
年末にかけて、私の住んでる地域でもコロナの感染者が増えてきたので、保育園の休園がまた見えてきた。私が家事育児の負荷をとりながら家庭を運営していくのは続けるつもり。ただ、技術研磨の時間は確保したいので、土曜日は一日家事をしないデーとする方向で配偶者とは調整してる。
というわけで、フルリモートで3ヵ月家事育児の分担を増やしてみての振り返りでした。来年のアドカレでは1年してみて、もう少し他の人の参考になりそうなこと書けたらよいなーと思いながら、筆をおきます。