🐝創造都市リサーチ第1回に参加した🐝
Why
3つの側面から興味を持った。
地域地縁組織(自治会・町内会)で活動している立場から地域における芸術活動との関わりについて興味関心がある人の考えを知りたいから
シビックテック(Code for Hatsukaichi)で活動している立場から芸術活動に対してなんらかソフトウェアプロダクトで貢献できないか、芸術活動をする人たちが直面している課題を知りたいから
芸術を受け止める側として、芸術活動、特に現在進行形で作品作りをしている人って何を見て、何を考えてるのか、どうして作品を作るのか知りたいから
Who
参加者(以下敬称略)
- モデレータ:広島市立大学 石谷治寛
- 講師:大阪電気通信大学 原久子
- 聴講者:20名前後の参加者、市立大学の学生、芸術活動をされている方、画廊など芸術活動の周辺で活動を支える方の参加の模様、基本皆さんすでに知り合いと言った感じがした(所謂一般ピープルなの私だけな感じがした)
What
全4回のレクチャーの第1回になる。テーマは「関西の地域とアートの歩みを振り返る」となる。レクチャーでは講師の原さんが実際に触れてきた80年代からの関西圏を中心としたアートシーンを編年体で紹介していくとともに、芸術活動とその周辺と言った感じで美術館、アートセンター、画廊、批評家、キュレーター、オーディエンス・コレクター(芸術作品を受け取る鑑賞者)などのアクターなどの紹介もされていた。
Learn
Input
これは私が現代美術に疎いからだと思うのだけど、話のコンテキストについていけずなんとか気になるワードを拾ってメモを取るのに手いっぱいと言った感じでした。以下、気になったことを散文的に📝る
近代美術と現代美術の境界はどこにあるのだろうか?近代美術にあって、現代美術にないもの、逆に近代美術になくて、現代美術にあるものって何???
創作活動する人たちに必要な物とは???そもそも創作活動の現場を見たことないのでどのくらいのスペースが必要とか、大きな音が制作時にするのでそれを許容される環境が必要とか、アイディア出しにカフェと甘いものと楽しいお喋りがマストとか(ここまで全部想像で書いてる)、生活実相が知りたい
芸術の周辺を支える人のロールを初めて知る(ワードとして聞いたことはあるにはあるけど) > キュレーター、批評家、画廊オーナー、画材を商う人など
芸術祭には一度も参加したことないけど、お祭り感があって楽しそうだなと思った(感想)
創作活動を支える周辺の専門職のキャリアパスの課題など、各専門職の専門性が何か含めもうちょい知りたいと思った
芸術活動におけるお金の流れについてもう少し知りたいと思った > 大枠は市場経済における売買、財政経済(要は税金)における補助事業になるのだろうけど
芸術活動におけるジェンダーギャップとバイアスについてちらっと言及あったけど(今回のレクチャーの本筋ではないので触れるにとどめる的な感じでしたが)この辺、評価する・されるとか意思決定をする・それを実現するために動くの間で差があるんだろうなとなんとなく感じた
行政との関わりについては別の回のアートカウンシルを扱うときにもうちょい詳しく聞けるのかなと思ってるけど、補助金周り含め文化政策ってどうなってるんだろうかと気になった
行政などと創作活動をする人のあいだに立つ中間層をメディエーターと呼称して、ここの動きを活発にしたい、する必要性があるという課題感はなんとなく伝わったのだけど、そもそも論として芸術が社会に介在する公共性の部分がなんなんだろ、これはどちらかというと聞き手である私がズレてるからなのだろうけど、どう芸術が社会性、公共性を有するのかとその実装として、こういう作品がこういう状態で鑑賞者に接触できる必要がある、だからこういうメディエーターの活動が必要になってくる、みたいな建付けで論じられるのだろうけど、この前提となる部分が私が不勉強すぎて、共有できずレクチャーを聴いていてずっと???だった
講師の原さんの話を聞きながら、話の本筋ではないけど、スマホ使えないときがあってすごい困って、自分どんだけこのデバイスに依存してるんだって驚いたって話には共感したのと、地元の美術展覧会や作品をかなりの数を自分の足を使って見て回ってる活動量はすごいなーと聞いてて思った(感想)
Tokyo Art Beatは知らなかった
Output
さて、聞いてるだけでアクションしないのでは学びと言うのは深まらんしなということで、レクチャーから帰宅してから早速Tokyo Art Beatで地元で現在行われてる展覧会がどれだけあるのか調べてみた。で、翌日が休みで珍しく家事をしなくてよい日なので、講師の原さんの真似をして半日で回れるだけ自分の足で実際に回ってみることにした。
ヒスロム 「現場サテライト」記録・資料展示2
- ここ、アパートですよねと言うなぞの展示会場に不思議な気分になる
- 取り壊される建材を作品化するのも何なんだろ写真で残したり、はたまた点群データを取得してデジタル上にコピーを残すのともまた違っていて素敵だなと感じた
DEJIMASTOCK 土井紀子展
- 展示会場であるアパートメント4Fの角部屋の扉の前まで行くも一般のご家庭にあるようなチャイムを鳴らし、昭和のTheアパートな扉を開くことがどうしてもできず帰りました(チキンハート)
原田裕規 | Shadowing
- 臨時でお休みの様子、空いていなかった
矢島瑛子 絵画展
- 油彩で自然や庭園をモチーフとされた作品を鑑賞した。キュレーターなのかな、展示の受付に座られてた方と作者の方と少し立ち話をした。なるほど、画廊で情報交換というかコミュニケーションとはこういうことかと体験できた。
In the Flow(ひろしまアニメーションズ関連展示)
- The現代アーツという感じ。あんまこういう質量感のないデジタルした感じの展示にあんま引かれない(職業がソフトウェア開発者だからかもしれない)
- 展示説明にあった、ボリス・グロイス「流れの中で」は気になったのであとで読んでおきたい
佐藤麗生「メンタルスケッチ:夢嵐」
- 旧約的な世界とゲームのポップな感じが入り混じったなんとも言えない感じ > 方舟に乗れなかった人のための舟というタイトル(タイトル記憶に頼っているので間違っていたら申し訳ない)の絵がすごーく気になった
基町写真展2022
- これはエモい
- 展示会場がどこかわからず半分迷子になったため、商店でハッピーターンを買って店主に会計を済ます流れで写真展やってる会場が近くにあるって伺ったんですがと道を聞くムーブをしてみた(なぜにここで社会調査、エスノグラフィー調査的な手法を使うのかなぞなんだけど)
出本正彦 柿渋染と古裂服展
- 店主にお若いのに興味がおありで?からのこんな若造に丁寧な対応してくださりありがとうございました。こういう民藝に近いような実用物の美のようなもののほうがやはり個人的には好みだと思った。長居したかったけど、もう少しで17時になりそうで時間切れ、早々に退散したことだけがちょっと心残り
広島駅に昼について広島市内各所の展示を歩きと市電を使いながら夕方まで見て回った。なるだけ展示会場の周辺のまちを実際に歩いてから展示をみるというのを自分に課していたのもあって(なぜならまちの中に浸透・進出するアートが知りたいから)歩くの疲れた。とは言え、やはりこれパンピーがいきなり1人で出向くのはまず会場に入るのがハードル高いと感じた。この辺、こういう展示を見て回るの慣れてる人が初回は一緒について歩くみたいなの動きとしてあってもよさそうだなと感じた。あと、お遊びで敢えてスマホを持たずに手帖に会場の番地をメモして町字の表記(〇×町何丁目何番という看板)を探して、たぶんこっちがN丁目だろうからこっちにあるだろうと探して歩いて会場まで行ってみたけどなかなか楽しかった。ちゃんと会場に付けるかドキドキだったけど、やはりスマホがないと周りをよく観察するようにはなるなとちょっと不思議な体験ができてよかった。
WIP:1インチコンデジでとった展示会場の外観写真とかスナップが幾つかあるのであとで載せる
Next
- 気になった本を読んでおく
- 世界と日本でどんな芸術祭が開催されているのか調べておく
- 文化政策に関連する法令、計画、審議会・研究会の資料を調べておく
読む予定の本(確実に積まれるやつ)
ウンベルト・エーコ > 読めたらぐらい学生時代に記号論について書かれたのなんか読んだ記憶がある、あと中世美術のも、「開かれた作品」とか「美の歴史」あたりを読めたら読むぐらいのテンションで
カトリーヌ・グルー > 「都市空間の芸術」
クレア・ビショップ > 「人工地獄」
クレーリー > 「24/7 眠れない社会」
香川 檀 > 「想起のかたち」
Arts of Living on a Damaged Planet
Art in the age of anxiety
先日回った会場のパンフレットや掲示物から拾ったもの
ボリス・グロイス > 「流れの中で」
卯城 竜太 > 「活動芸術論」
Reconstructing Democracy
目次
Introduction
Remaking the Local Community
Helping to Rebuild Political Communities
Contributing to Democratic Renewal
序章と1章はザーッと読んだ。
読んだ論文📝
- 平野, 弘一, "「市民社会」における「ソーシャル・キャピタル」の有用性について", 2022, 年報 公共政策学
- 松村, 勝弘, "日本らしい地方自治・地方共同体を考える", 2019
📝
- ソーシャル・キャピタル
- 記憶の共同体>N・ベラー
- 国民生活審議会「コミュニティー生活の場における人間性の回復」
- 「生活大国 5カ年計画 ー地球社会との共存をめざしてー」
- 「日本再興戦略」
- コミュニタリアニズムに関する調査研究の再開
- Amitai Etzioni
- Alasdair MacIntyre
- Michael Sandel
- Charles Taylor
- Michael Walzer
とりあえずテイラーの近著から読んでいく。
読んだ📝
つい手に取ってザーッと一気に読んだ。
住民基本台帳ベースの広島県下各市町村データ
調査📝
Template:市町村名
担当部局
広島都市圏データポータル掲載有無
市町村ページ
データファイル形式
データ項目
更新頻度
廿日市市
経営企画部デジタル改革推進課
広島都市圏データポータル掲載有無:なし
市町村ページ:
住民基本台帳人口(最新) - 広島県廿日市市(はつかいち)けん玉発祥・宮島のあるまち
データファイル形式:
- CSV
- EXCEL
データ項目
- 人口・世帯数・人口動態(廿日市市)>市の広報掲載データと同様、PDF,EXCELのため使い物にならない
- 地域別・年齢人口(毎月更新)>廿日市地域、大野地域、吉和地域、佐伯地域、宮島地域ごと
- 地区別・年齢別人口(毎月更新) >大字ごと
- 年齢別人口(半年更新)>庁内でなんかのレポートで使ってる模様。集計済みのデータ。PDF,EXCELのため使い物にならない
- 大字別世帯数、人口(毎月更新) >大字ごと
- 丁町字別、年齢(5歳階級)別人口および世帯数(半年更新) >庁内でなんかのレポートで使ってる模様。集計済みのデータ。PDF,EXCELのため使い物にならない
- 令和3年度以前のデータはすべてEXCELファイルであり内容はすべて処理済みのもの>地域別に集計されたものが多く基本使い物にならない。「町丁字別、年齢(5歳階級)別人口および世帯数(平成17~令和3年)(半年更新)」が過去の参考値としては利用できそう。
更新頻度
CSVデータは月毎、集計データは半年毎になる。
📝
広島都市圏データポータルはマジで使えない。要るのか要らないのかと言われると要らない子である。月毎に大字単位のデータは出ているので集計等の必要な処理をかければデータセットは容易できる。デジ庁が進めているベースレジストリの番号と市の出す大字の番号、国勢調査の調査区の番号を突合するための変換表はこちらで用意する必要がある。廿日市市のデータは見た感じ比較的Rawデータに近い感じがするので機械的に処理が可能な感じがするが、広島市のデータも見てみたが、まず更新が2カ月遅れである(8月現時点で6月データの公表)点と生データをなんらか加工整形した後のデータを公表といった感じのため、各大字に番号が紐づいていないなど何というか余計な仕事すんな的な代物である。めんどい。この調子だと他の市町村でデータが公開されていたとしてもそれぞれデータの項目を確認する必要があり、すべてを機械的に全市町村まとめて処理するということはできないと考えたほうが良さそう。